2008年10月24日 KKRホテル広島にて広島県印刷工業組合主催の《夢メッセ2008》にセミナー参加させて頂きました。
今年は、2部構成とさせて頂きまして、1部目にデザイナー・印刷会社・紙商のコラボレーションにより造りあげた名刺のデザインコンペディションと致しまして『PRINTING・ON・PAPER TRIAL』略してPPTを開催いたしました。紙と印刷とデザインのコラボレーションによってローコスト・ハイパフォーマンスが求められる時代において、紙媒体における専門家のノウハウがどのように生かされるかを試みを行いました。名刺は一年間で約72億枚使用されている小さくても強力な印刷媒体です。
当日は、デザイナー・印刷会社・kamihanで3チームに分かれて実際に印刷会社の名刺を予算3万円(紙代+印刷代)で作成し各チーム代表のデザイナーよりプレゼンテーションをして頂きました。
チーム紹介
・ロケッツX中央印刷Xkamihanチーム
・ペンギングラフィックスX中本本店Xkamihanチーム
・絵図屋X朝日精版印刷Xkamihanチーム
各チーム思考を凝らした企画内容となっておりましたので紹介させて頂きます。
・ロケッツX中央印刷Xkamihanチーム企画内容
大前提として“ローコストハイパフォーマンス”を念頭にプランを組み立てていきました。名刺としての厚さで使用でき、仕入れできうる最安値の紙(通常印刷用紙以外の範疇も入れて)パッケージで使われるいわゆるボール紙で、表現できる最小限の色数でのアプローチをこころみました。中央印刷様のイメージは、堅実で丁寧な仕事です。このイメージを、敢えて、現在は使われていない“商業美術印刷”という文字を配してあらためて立ち位置を明確にしたいと思いました。再生紙90%以上使用という環境紙でありながらも安価でチープなイメージを持つ用紙に対してアプローチする、コストとクオリティが全て正比例するわけではない、まさにデザインのトライアルでした。
紙/コートボール紙230g/㎡ ・表(白い面)/2色 DIC F 147、スミ ・裏/箔押し(ブラック)
印刷:¥15.000 紙代:¥100 合計:¥15.100
・ペンギングラフィックスX中本本店Xkamihanチーム
まず、最初に一言。「印刷会社さん、ごめんなさい」。予算、30,000円の中から、紙質と印刷を駆使して面白い名刺を!って言われても…って少々困惑気味だったところ、たまたま、車が止まった交差点が「はんこ屋さん」目の前。その瞬間に、何か「ピーン!!」ときて、ようやく一筋の光が見えて来ました。私たちは、究極のアナログ印刷「スタンプ名刺」をご提案します。
(見えづらいので画像をクリックして下さい)
「スタンプ名刺」は…
☆紙はもちろん、どんなものにも押せます。(すごーく厚い紙でもOK!!顔にだって押せます。)
☆しかも、その場で増刷可能。☆刷り色も気分で変えられる。
☆一枚一枚、違った風合いに仕上がる。
例えば、こんな使い方も…
☆客先で一押し!のパフォーマンス。 ☆その場で、ポストイットにポン!してデスク周りに貼っていただく。
☆捨てるには惜しい、ポスターやカレンダー等々の裏面にポン!(これこそ、地に足の着いたエコ活動!)
☆コンパや異業種交流会等、名刺が氾濫する場所でも、埋もれないはず。
もちろん、短所も…×持ち運びがかさばる。×自分で「印刷」しないといけない。等々…でも、そんな短所も克服できるくらい味わい深い「究極のアナログ印刷」それが「スタンプ名刺」です。
紙/ボール紙・ポストイット・ヴァンヌーボー 印刷/スタンプ
印刷(スタンプ):¥21.400 紙代:¥6.141 合計:¥27.541
・絵図屋X朝日精版印刷Xkamihanチーム
会社としてでの名刺ではなく、あくまでも1人の営業マンとしてのコンセプトにした。また、個人的な彼の目標としてパーソナリティを伝えることを
1.地球環境問題に関心を持ち、学び、自ら実践する。
2.公私にわたり、人との出会いを大切に考え、感謝の気持ちを忘れないこと。
この2点を似顔絵とイラストで表現した。
(見えづらいので画像をクリックして下さい)
紙は間伐材パルプ10%を含む紙を使用。
紙/エコ間伐材紙 110Kg 印刷/オフセット4/4印刷
印刷:¥25.000 紙代:¥4.870 合計:¥29.870
上記3企画のプレゼンテーションの結果会場のみなさんに投票して頂き、優勝チームを決定させて頂きました!!
優勝チームは!!!
☆絵図屋X朝日精版印刷Xkamihanチーム☆
今回の、名刺コンペ企画を通して紙の可能性・力を再確認することが出来たと考えております。ご来場頂きましたみなさんにもお渡しした名刺サンプルを是非、営業ツールとして活用して頂ければ幸いとおもいます。
これからも、NISHIZAKI&kamihanは紙の価値・可能性・力を引き出すべく活動してまいります。
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